院居士・院大姉のついた戒名をつけるには財力も必要の詳細

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院居士・院大姉のついた戒名をつけるには財力も必要

葬儀の際につける戒名は浄土真宗を除くすべての宗派において使われています。本来の意味とは異なるのですが、多くの人には、故人となった時に浄土で使用するためにつけられると認識されています。通常4つの部分で構成されていて、最後につける位号によってランク分けされています。男性につける院居士、女性につける院大姉は上から2番目に高いランクですが、かつては特別な人でなければつけることができない文字でした。現在では、社会に著しい貢献をした人や、寺の行事等のために金銭的な協力をして宗派に貢献をした人につける権利が与えられています。ただし、同じ仏教であっても浄土真宗は少し考え方が違っていて、基本的に戒名はありません。

戒名をつけてもらうためには、お布施や戒名料と称して一定の金額をお寺に納めますが、ランクによって相場があります。宗派、お寺、地域によって幅があり、もっとも下のランクは信士・信女で10万円前後と言われていて、元々の檀家の場合には無料ということもあります。そして、お布施は戒名への対価として納めるというよりは感謝の気持ちを表すものなので、いくらか目安となる金額はあるものの個人の裁量によって支払えばよいのですが、院居士・院大姉ともなると100万円以上ものお金を納める経済的な能力があることが条件となります。

たとえば自分の親戚などがどこかのお寺の檀家だった場合、すでに故人となっている近しい身内がつけてもらった戒名とのバランスというものも考えなくてはなりません。近い先祖が院居士・院大姉なのに、ランクが格下の戒名をつけるとなると、同じ檀家にはいっている親戚に対しても世間的にも肩身が狭い思いをすることになります。時代的に借金をしてまで格を合わせなければいけないということではありませんが、できる限りの算段をして同じ階級の戒名がつけられるようにすることも配慮する必要があります。

同様に、夫婦のうちすでに故人となっている一方に院居士・院大姉がついた戒名を授かっている場合、お布施が払えないからとランクを下げるのも釣り合いが取れません。お寺との付き合いが希薄となっていたとしても、葬儀の際にはこの点に注意をしてつけてもらうように手配をする心配りを忘れないことが大切です。また、故人になった時につけるというものでは本来はありませんので、順序的に生前に夫婦で相談をして授けてもらっておくという方法もあります。残された子供たち家族などの近親者や親族にとってもすでに用意がされていれば葬儀がスムーズに行えますし、ゆっくりと故人をしのぶこともできますので覚えておくとよいでしょう。


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名前 まるこ
性別 女性
自己紹介 法事で悩んだことをキッカケに色々と調べて学んだ内容をまとめています。